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2011年9月号「忍び寄る過労」

 ついに夏休みが終わりましたね。ベイエリアの皆さんお元気ですか?『全ての方にせぼね検診』を目指すドクター岡井です。夏休みが終わってがっかりする子供たちに学校が始まってほくそ笑むお母さん、それは何も我が家だけのことではないはずです。お母様方ご苦労様でした。長い夏休みが終わり、子供たちが学校へ行っている束の間の大切な自由時間が戻ってきましたよ~。お父さん方もきっとこの夏は仕事で疲れた身体に鞭を打ち、ファミリーサービスで旅行へ行ったことでしょう。もちろん分かっていますとも。家族への義務感からなどではなく、心の底から喜んで家族と一緒に楽しむために行ったんです。そういえば私はこの夏は家族をどこにも連れて行きませんでした。好きなゴルフに行っていました。とは言っても高校生の息子と中学生の娘はそれぞれ何かと忙しく、私のほうが構ってもらえなかったと言ったほうが正しいのかもしれません。私だって実は家族とどこかに旅行に行きたいと思っていました。嘘ではありません。しかしその反面「どこに行っても人が多くて疲れるなぁ。涼しいベイエリアが一番だ」と思ってしまうのです。でも約束します。来年の夏こそは息子は高校卒業、娘は中学を卒業するので私は3年ぶりに夏休みをとって是非楽しい家族旅行に行きたいと思います。

 楽しかった夏休みも終わるとなんだか身体にけだるい倦怠感を残すものです。よく休みボケなどと言いますが、何となく普段のペースにスッと戻れないのです。生活のリズムが変わるということは身体のリズムにも影響があるということです。楽しい旅行から戻ると疲労感があるのは普段とはまったく違う生活サイクルを過ごすことも理由の一つです。旅行で精神的リフレッシュをしても、帰って直ぐ翌日から仕事にいくお父さんの身体の疲れは取れません。旅行から帰ったと思ったら直ぐに出張なんて話をよく聞きます。思わず「大丈夫ですか?」と訊いてしまいます。休んだつもりが、ハードな旅行で全然休養にはなっていなかった上に、直ぐ出張ときては心配になるのも当然です。男性には忙しくしていないと不安になる方が多いです。三日も何もせずにゆっくりしていると、自分は社会にとって必要な人間ではないのでは?と自分の存在意義について無意識に考えてしまい落ち着きを失ってしまうのでしょう。ですから休みでも何かをしていないと気が済まないというか気が安まらないのです。何を隠そう私もどちらかというとこのタイプかもしれません。このようなタイプは仕事をこよなく愛し、口ではもう辞めたいなどと言いながらも本心ではそんなことはこれっぽっちも思っていません。身体に疲れがたまっていても、それを簡単に認めようとはしません。このような方はやがて慢性疲労となり、自分が疲れていることさえも認識できなくなっていくのです。

 なにもお父さんだけが疲れるわけではありません。ある意味小さなお子さんをお持ちのお母さんが世の中で一番疲れているかもしれません。現実に子どもを持つまでは、天使のような我が子をその腕に抱いてうっとりと女神のような微笑で見つめる絵を想像していたことでしょう。もちろんそんな瞬間もあるでしょう。でも子育てはそれだけでは済みません。夜中であろうと公衆の面前であろうと泣きたいときは泣くのが赤ちゃんの仕事です。それで呼吸器を鍛え、運動をしてお腹を減らしているのです。泣くことで体温が上昇し体内の雑菌をやっつけることも出来ます。だけど夜泣きは母親を寝不足へと苦しめ、タイミングが悪いときに泣かれると周囲に気を使って気疲れでぐったりとしてしまいます。赤ちゃんは自分で自分のことは何も出来ないので風呂に入れたり、下の世話をしたり、ミルクをあげたりと親は全ての面倒を見なければなりません。子供の成長は嬉しいものの段々と重くなるわが子を日々何度も何度も抱きかかえることは大変な重労働です。また一番忙しい夕飯の支度の時間になると必ずといっていいほど機嫌が悪く泣き始めるから不思議です。お母さんは夕飯の支度ができずに困ってしまいます。しょうがないから赤ちゃんを左腕で抱えて右手一本で作業したり、おんぶ紐で背負って家事をこなさなければなりません。子供はとても可愛い天からの授かりものですが、育児ほど重労働もないといえるでしょう。いくら可愛い我が子でも一日24時間週7日ベッタリ一緒ではお母さんは心身ともボロボロになってしまいます。

 私のクリニックでも慢性疲労に気づかずに極度の過労状態となってからようやく相談にみえる方が後を絶ちません、このような場合は殆ど男性です。奥さんが心配して何度も早くカイロで診てもらいなさいというのに延ばし延ばしにしていたという話も珍しくありません。私の『カイロの道』を読んでいなかったのか、こんなになるまで治療に来なかったとはと半分呆れますが、私も同類に分類されるので何となく気持ちは分かります。過度の疲労で首が回らなくなったり、背中が張りすぎて寝れなくなったり、ぎっくり腰になったり、酷い頭痛や腕のシビレが出るという酷い症状で来院するのです。中には自律神経が集中する背中が張りすぎて自律神経失調症や心臓や消化器系の不調を訴える方もいます。しかし、病院で検査しても悪いところは見つからなかったと言うのです。お決まりのパターンです。典型的な背骨での自律神経圧迫による自律神経失調症です。これはいくら薬を飲んだりカウンセリングを受けても目立った効果が得られないケースが多いです。私にお任せくださいと声を大にして言いたいところです。背中がパンパンで背骨が棒のようになってしまっているのです。カイロの治療で背中を柔らかくして背骨の動きを回復すれば神経が正常に流れ始め内臓も元の機能を取り戻すのです。今まで何人このような患者さんを治療してきたか知れません。治療をすると「身体ってこんなに軽かったんですね」「朝までぐっすり寝たのは何年ぶりだろう」「頭がスッキリして靄が晴れたようにクッキリ見える」などのコメントも今まで何度聞いたか分かりません。

 面白いことにこのようになかなか治療に来なかった方に限って、あまりにも体調に変化が出た体験が強烈だった為か、その後は真面目に通院される方が多いのです。出張のために空港へ行く前や、こちらに戻ってくるときも空港から直接クリニックへ来るようになったりします。そうするとまたスッキリして仕事が頑張れるそうです。健康になり、仕事のプロダクティビティーも上がって良いことばかりです。「なんでもっと早く来なかったんだろう」という言葉も何度聞いたか知れません。身体に疲れを貯めて良いことなど一つもないことがようやく実感できた瞬間でしょうね。

 私のクリニックの特徴の一つが子育て中のママの患者さんが多いことです。時折クリニックの中にストローラーが数台並ぶこともあります。クリニックの若い先生もお陰で随分と赤ちゃんをあやすのが上手くなりました。将来無事結婚が出来て子供に恵まれたあかつきには、育メンの準備は万端といったところでしょうか。疲れたお母さん方の心身のケアをして、子育てや家庭平和のお役に立てることは私の喜びでもあります。子育ては大変ですが、過ぎてしまえばその大切な時間は実に短かったように思います。もっと身体が疲れていなければ気持ちにも余裕が出て、子供が本当に可愛い時期の育児をもっと楽しめたのにと残念に思う方もいることでしょう。お母様方に少しでも余裕を持って子育てをしていただけるように疲れや痛みを軽減することが出来れば、そんな有意義な仕事はありません。授乳や子供との添い寝といった喜びの時間も身体が痛くなれば苦痛の時間となってしまいます。手首が痛くて可愛い子供を抱くのも辛くなる方もいます。そのような方の治療をするということは、その方のお子さんやご主人などのお役にも立っているのです。子育てが一段楽する頃には、多分私の治療のことはもうお忘れかもしれませんが楽しく子育てできた思い出が残っていれば嬉しいことです。

 過労はひたひたと忍び寄ってきます。疲れをそのままにしていて良いことは一つもありません。それどころか身体が動かなくなるような事態に進行する可能性が非常に高くなります。過労になれば精神も病んできます。そこまで行くと仕事や家庭生活にまで影響します。そうなる前に、是非私に相談していただいて、健康でアクティブな生活を取り戻していただきたいと願っています。カイロプラクティックで疲労知らずの生活を目指しましょう。きっと皆さんのお役に立てると思います。

サンマテオ・クリニック
月:8:30AM~11:00AM
火:2:00PM~4:30PM
水:8:30AM~11:00AM
木:2:00PM~4:30PM(※)
金:8:30AM~11:00AM
土:12:00PM~1:00PM
日:休診
(※完全予約制)

サンノゼ・クリニック
月:12:00PM~6:30PM
火:9:00AM~11:30AM
水:12:00PM~6:30PM
木:休診
金:12:00PM~6:30PM
土:8:00AM~10:30AM
日:休診