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2011年7月号「世界一受けたい授業」

 ベイエリアの皆さん、夏ですね!お元気ですか?「全ての方にせぼね検診」を目指すドクター岡井です。雨が多くてなかなか暑くならなかった今年のベイエリアも、ようやくカリフォルニアらしい天気が増えてきました。夏休みは楽しい旅行や日本への帰省でベイスポが読めずに私のクリニックのホームページでこの「カイロの道」を読んでいる方もいるかもしれませんね。日本に帰国された患者さんたちの中でも、時折ホームページを覗いては「カイロの道」を読んで私の近況を知るのを楽しみにしているという方々がいます。私にとってはとても嬉しいことです。しかし、そんな私は折角の夏だというのに相変わらず夏休みの予定はなく、今年は珍しく目標を立てて頑張っているゴルフに励むので忙しいというところでしょうか。

 ところで皆さん「世界一受けたい授業」という人気テレビ番組をご存知でしょうか?先日、7月2日に日本テレビ系で放送された「世界一受けたい授業」で姿勢に関する授業がありました。そこで講師を務めたのが私です。と言いたいところですが、私の仲間の碓田先生という方が講師として出演したのです。この先生、実は10年ほど前に私のクリニックで卒業前のインターンとしてしばらく働いていたので私の古い患者さんの中には彼のことを記憶していらっしゃる方もいるかもしれませんね。仲間のこのような活躍は本当に嬉しいものです。私は彼のコンサルタントでもあり、この授業の収録前にもスカイプで相談に乗り、色々とアドバイスをしていたので番組を見るのを楽しみにしています。日本からDVDが送られてくるのが待てないので、もしビデオ屋さんに先に入荷したら「JIN」の最終回と一緒に直ぐに借りようと思っています。

 碓田先生は東京の虎ノ門でカイロプラクティックのクリニックを開業しています。それ以外にも母校の早稲田大学で「姿勢と健康」という講義を担当していて、私も以前彼の依頼でその授業で講義をしたことがあります。更に彼は日本姿勢教育協会という団体で会長も任せられているのです。そこの姿勢教育塾というコースで多くの専門家や一般の方を姿勢教育指導士として育成してきた実績があります。姿勢に関する著書もあり雑誌などの特集にも度々登場していたのですが、土曜日のゴールデンタイムの人気番組に出演するということは素晴らしいことです。私も彼のブレインの一人として誇らしい気持ちになりました。そして、この番組を観てより多くの方に姿勢の大切さを再認識していただき、悪い姿勢がもたらす悪影響についても知識を深めて欲しいと願いました。

 私も色々な機会に姿勢の大切さを説いてきましたし、クリニックでも姿勢ワークショップをたくさんの方々に受講してもらいました。ベイエリアのご婦人方の集まり「さつき会」やサンノゼの「礎」、そして日系教会などでも講義させていただきました。現在もクリニックでは無料で姿勢のワークショップを開催しています。姿勢の大切さとは背骨の大切さでもあります。背骨のケアを基本とするカイロプラクティックにとって姿勢は切っても切り離せない大切なものなのです。私の10年以上に渡る姿勢ワークショップの経験から、殆どの方が姿勢は非常に大切だという認識を持っていることを知っています。しかし、同時に正しい姿勢がどのようなものかを明確に理解している方は非常に少なく、なんとなく背筋を伸ばしているのが良いのだろうという程度のあやふやな理解にとどまっているのが現実です。時に「姿勢には自信があります」という方の姿勢を見ると確かに背筋をシャンと伸ばしているものの首の角度や頭の位置は理想的な位置からはかなりずれているという場合もあります。それほど現代社会の中で正しい姿勢を目にすることは少なく、それゆえに体の不調や痛みを抱えている方の数も多いのだといえるでしょう。

 姿勢が悪いということはバランスが悪いということになります。姿勢は重力に対して身体を支える上で一番効率的で楽な体勢であるべきです。その体勢から姿勢のずれが生じれば、体のどこかに余計な負担をかけることになります。ですから、私はその人の姿勢や立位のレントゲンを見れば、頭痛、肩こりがあるとか腰痛があるとか、どのような問題を持っているかが分かります。それは物理だからです。物理は嘘をつきません。その姿勢が問題の原因となっているということは姿勢を改善しなければ問題の根本的解決にはならないということです。姿勢矯正器具や姿勢サポーターなどを使用して姿勢を正すことは良いのですが、結局は本人がしっかりと姿勢のメカニズムと大切さを理解していないとしばらくすれば元の木阿弥となってしまいます。私は患者さんに「姿勢を正すのはあくまでも本人で私はそのお手伝いです」と言います。他人によって直された姿勢は、やがて崩れていきます。本人が作り上げた姿勢は本物なのです。

 姿勢が大切なのはよくお分かりだと思いますが、身体にとって更に大切だといえるものがあるのをご存知でしょうか?それは、体の動き、背骨の動きといった機能面の働きです。それに対し姿勢は構造面といえるでしょう。身体には構造面と機能面の二つの大切な要素があるということです。そして、機能面すなわち体の動きの方が患者の症状により直接的に影響を与えやすいということが20年以上にわたり人の身体を診療してきた私が常々感じていることです。たとえ姿勢が良くても体の動きが悪ければ体の不調や痛みが出ます。ところが背骨が少々曲がっていようとも背骨の動きが良いときは体調も良いのです。昔、カイロプラクティックの伝説的な大先生が言った言葉があります。「動きが良いのであれば、放っておきなさい」つまり、少々ずれていても歪んでいても動きの良い背骨の箇所は不必要に治療せず放っておきなさい。それよりも動きの悪い箇所に注目しなさいということです。学生の頃は「ずれたり歪んだりしている背骨を真っ直ぐに治すべきじゃないか」という強い思いがあって、この言葉の意味を本当に理解できていませんでした。確かに背骨は真っ直ぐなものが理想ではありますが、何年も曲がったままだった背骨をただ真っ直ぐにしようとしても身体への負担が強すぎてしまいます。それより、背骨の動きに注目し動きが悪い部分を動かしてあげると患者さんの症状が著しく改善することが実感できるようになり、ようやく偉大な先人が残した言葉の意味が分かるようになったのです。

 姿勢を正したり筋肉のバランスを改善したりすることは何もカイロプラクティックに限らずスポーツインストラクター、理学療法士など色々な治療家が出来る仕事です。しかし、動いていない背骨に即座に動きを与えられるのはカイロプラクティックだけがなすことの出来るわざなのです。それも道具を使わずに手技で行うところに奥深さがあります。この点においてカイロプラクティック替わる治療法は無いと言えます。だから「どこに行っても治らなかった」という患者さんがカイロプラクティックで良くなっていくのだと思います。動くべき背骨が動かなければ、何かしら問題が起こるのは十分考えられることです。そういった背骨を当たり前に動くようにしてあげることで体が正常に機能し始めるのです。実にシンプルな考え方ではないでしょうか。

 姿勢が悪ければ背骨や筋肉に負担をかけるので姿勢を改善することはとても大切。だけどそれだけでは片手落ちです。背骨の動きを良くしてあげる事を忘れてはいけないのです。良い姿勢とカイロプラクティックがあればとても健康に活発に生活できるはずです。それに適度な運動、バランスの取れた食生活、そして十分な睡眠があれば怖いものなしです。この夏、是非「世界一受けたい授業」姿勢編の陰のアドバイザー、ドクター岡井が演出する「目からウロコの姿勢ワークショップ」に参加してみませんか?そして、カイロプラクティックで背骨の動きを良くして健康生活をエンジョイして仕事にプライベートにクオリティーの高い体調で大いに活躍していただきたいと思います。皆さんの健康のお役に立てることを楽しみにしています。

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