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2009年6月 「事故の後遺症」

ベイエリアの皆さん、お元気ですか?『全ての人に背骨検診』を目指すドクター岡井です。6月に入り子供たちには夏休みの季節となりました。この夏をどう乗り切ろうかと頭をお悩ませの親御さんもきっと多いことでしょう。新型インフルエンザの影響で、今年は帰ってこなくて良いからと実家から冷たく言い渡された方もいるようですね。可哀想ですねぇ~。私の家族も日本へ行く予定ですが、両家とも田舎なのでご近所の村人の目が厳しいかもなどと考えています。しかし、既に日本でもかなりの方が感染してしまった今となっては、それほどアメリカ帰りに厳しい目を向けなくなっているだろうと楽観的に構えています。まあ、村八分にならないように祈るのみです。

ここのところ日本語補習校や三育学園の運動会にボランティアとして参加してきました。毎回、こころを癒してくれるのが低学年の小さな子供たちです。本当に可愛いです。思わず自分の子供たちにもあんな可愛い頃があったんだよなぁ~と遠くに思いをはせてしまいます。その小さな子供たちの演技に入ると、さながらSMAPの草なぎ君を待ち構える報道陣のごとく熱気ムンムンでカメラの一斉放射を浴びせる父兄の気合に気圧されます。まるでバズーカ砲のような特大レンズに、用途に合わせて使い分けられるように二三個カメラを首からぶら下げ、ビデオカメラまでも持っている。さすがです。完璧な装備です。スキがありません。

私のようにイベントのたびにカメラを持っていくのを忘れてお友達に『ついでにうちのも撮っておいてください』と厚かましいお願いをするやる気の無い親とは違うのです。でもそんな私も息子が一年生の時は、ゴールで一生懸命に場所取りをして、ゴールインする息子の姿を必死にカメラに収めたものでした。あのころのやる気はとうの昔にどこか遥かかなたに自然消滅してしまいました。たまにカメラを持っていくと充電切れだったり、メモリーカードが入ってなかったりするような次第で、私がイベントで子供たちの写真を撮るのはヒバゴン目撃情報より頻度が低いのではと思われます。携帯電話に内蔵されているカメラでさえ使ったことが無いのです。しかし、この携帯電話のカメラは意外なところで役に立つのです。

近頃私のクリニックでは交通事故の患者さんがなぜだか急増しています。通常は雨季に増えるのですが、今年は少しパターンが変わってきているようなのです。事故というものは思わぬときに遭うものです。そんなときに相手の車やナンバープレートを写真に収めるのは非常に重要な事故処理です。一旦止まって車から出てきた相手が、再び車に乗って逃走することは珍しいことではありません。そんなときに相手のナンバープレートや車種を素早く写真に撮っておけば動かぬ証拠となるのです。ですからいつでも即座に写真が撮れるように、日本の女子高生に負けない携帯使いの早業を身につけておくと良いでしょう。

さて、アメリカでは交通事故というとカイロプラクティックの治療が一般的ですが、どうしてだと思いますか?日本ではあまり馴染みのないカイロプラクティックはアメリカ生まれの医療です。手術なしで有効に背骨の治療が出来るのはカイロしかありません。事故による怪我の多くが手術を必要とするような重篤なものではないので、自然とカイロプラクティックの治療を求める方が増えるのです。通常、私の患者さんも入院を必要とするほどの怪我ではありません。時には日本の医療制度なら確実に入院だなと思われる方もいますが、殆どの方はどうにか日常生活を出来る状態です。だからといって油断は禁物です。

交通事故による後遺症の恐ろしさは皆さんも何度となく耳にしたことがあるでしょう。不定愁訴と呼ばれる理由が良く分からない症状で苦しみ、誰もその苦しみを理解してくれない、解決できないということで、やがて精神的にも参ってしまうのです。どうしてこのような後遺症が起こるのでしょうか。そのメカニズムが分かれば、なぜカイロの治療がむち打ち症に最適な医療であるかが分かっていただけることでしょう。交通事故によるインパクトで体にかかる衝撃は皆さんの想像を遥かに超える速いスピードで、それによって独特のダメージを体に与えます。筋肉組織を傷めるのはもちろんですが、筋肉が吸収できない衝撃は背骨や背骨をつなぐ関節や靭帯にまで影響を与えてしまうのです。

事故のむち打ち症でダメージを受けた背骨は部分的に動きが悪くなります。そもそも背骨は小さな24個の椎骨が縦に繋がって出来ています。それぞれが関節によって繋がっているのですが、その関節の一つがスムーズに動かないと隣接する関節に影響を与え始めます。このようにして問題はどんどんと時間を経て広がっていくことになるのです。そうするとやがて「動きが悪い背骨」というものが形成されていくのです。背骨の関節の間からは神経が出ていますので、結果として「動きの悪い背骨」は神経を圧迫することになります。その神経には痛みや痺れを感じる知覚神経や筋肉の機能をコントロールする運動神経、そして内蔵のバランスをとる自律神経などがあります。ですから「動きの悪い背骨」によってあらゆる症状が出る可能性があるのです。

このように動きが悪くなってしまった背骨を治療し、再び正常な背骨に戻すことが出来るのがカイロプラクティックの一番の特徴であり、強みなのです。交通事故にあったらすぐにカイロで治療し、「動きの悪い背骨」にならないようにして後遺症を防ぐことがどれだけ大切か知れません。不必要に苦しまず「何だ、大したことなかったね」で済むかどうかは、カイロによる早期治療にかかっています。ですから皆さんも交通事故にあって「放っておいても治るだろう」と根拠のない楽観的な判断をすると、後で思わぬ後遺症に悩むことになりかねません。

私もカイロプラクティックの大学を卒業して患者さんの治療を始めて18年がたちます。これまでに何千という交通事故の患者さんを診療して来ました。いろいろなユニークなケースや難ケースも数多く診てきました。いつも思うことは、治療開始が早ければ早いほど回復も早く、後遺症の可能性も低くなるということです。ぜひ、ベイエリアの皆様にはそのことをしっかりと知っていただき、もしものときは早めにカイロの治療を受けていただきたいと願っています。

これから夏休みでお出かけの方も多いことでしょう。慣れぬ道や長距離の運転の疲れが出るときは事故に注意です。せっかくの楽しい思い出がすっ飛んでしまわないようにしたいものです。どうせ写真に撮るなら、携帯電話で事故車を撮るより自慢のバズーカ砲のようなレンズで大自然を撮影したり、手軽なカメラで家族の生き生きとした表情をスナップ写真に収めたいですね。今という瞬間は二度と戻ってこないと申します。私も心を入れ替えて、カメラやビデオを持っていくのを忘れないまめなお父さんになりたいものです。

「体験談コーナー」

ある患者さんからのメール

岡井先生

先日は3日間の集中治療をありがとうございました。その後2週間経ちましたが、くびの調子がとても良いです。うがいなどで上を向くのも楽ですし、全体的に体が軽くなって鎖骨や腕、手の痛みも和らぎました。(以前は両肩と頭の上に重りをのせているような感覚でした。)

何より夜寝るときに首が楽なので熟睡できます。 事故以来、2年ぶりに熟睡できる喜びをかみしめています! 岡井先生のおかげです。 本当に感謝しております。 

事故の後遺症がなかなか快方せず、もうずっとこのままの状態が続くのではないかと不安になり、だいぶ落ち込んだ時もありましたが、今回岡井先生に治療していただいて、ひとすじの光が見えた思いです。 初めて、「治るかもしれない」と思えました。

また、近いうちにお伺いします。 

Butte County,  K.F.

P.S.

私の街には大学関係者や学生など意外と日本人が多いのですが、岡井先生のGod Handのことは、ことあるごとに皆さんにお話ししています。

「Dr.岡井のコメント」

今回メールを送って下さった患者さんは、交通事故の後遺症により二年間苦しんだ末、遠方より泊りがけで集中治療にみえました。このケースは典型的なむち打ち症で頚椎の関節の動きが著しく低下することで様々な症状の原因となっていました。カイロを含め、色々な治療を根気強く続けてきたにもかかわらず、改善を得られなかったのは、頚椎の関節の可動性を回復することが出来なかったからでしょう。このようなケースこそカイロプラクティックの治療が最も効果を挙げるケースだといえるでしょう。残念ながら患者さんが通っていたカイロは頚椎のアジャストメントをしない先生でした。もっと早く、カイロ治療で頚椎のアジャストをして可動性を回復していればこのように長い間苦しまなくて済んだのではないかと思われます。長く苦しんだ末に改善することが出来て本当に良かったです。

サンマテオ・クリニック
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