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2007年12月 「神経衰弱」

今年もまた師走がやってきた。来なくてもいいのに、時は全く遠慮する気配さえ見せずに厚かましくどんどん進んでいく。ちょっと待った!といっても冷酷に時計の秒針はチクタクと時を刻んでいくのだ。

それにしてもクリスマスは一大プロジェクトだ。クリスマスカードにデコレーションは重労働でプレゼントのショッピングは我々男性にとってはまさに拷問。その合間を縫ってクリスマスパーティーや数々のイベントをこなさなければならない。やらなければならないことがあまりにも多すぎて、クリスマスが終わる頃にはもうくたくたでクリスマスの意味って一体なんだったっけ?と本質を忘れそうになってしまう。既に神経衰弱の状態なのに我々日本人には更にお正月がドカンと待ち受けている。これがまた大変だ。大掃除をしなきゃ落ち着かないし、おせち料理やお雑煮も欠かせない。別に自分たちでおせち料理を作るわけではないのだけれど、この日ばかりは特別なご馳走を食べないといけないような日本人的既成概念にとらわれてしまう。

そんな大変な思いをして年を越すと、あの慌しさは何だったのだろうかというほどの静かな正月になり、のんびりムードになる。そうすると家族でやるのはトランプと相場が決まっている。普段やり慣れていない人や子供でも簡単に出来るという理由で人気があるのが、まさしく「神経衰弱」というゲームだ。神経が衰弱し切ったところに追い討ちをかけるような話だ。特にこの記憶力を試すゲームは年々自信が無くなっていくのが悲しく、その事実に落ち込んでしまうので次第に嫌いになっていくゲームだ。第一名前が良くない。「神経衰弱」なんて古臭い病名を使うところが気に入らない。子供の頃は漢字でなくカタカナで「シンケイスイジャク」という印象でまさか病名だとは思いもしなかった。だからアクセントも漢字読みとは微妙に違っていた。でもいまだに「神経衰弱」を読むときに子供のときのように漢字の意味を理解せずカタカナ読みのアクセントで言ってしまうのは私だけだろうか。

「神経」という意味を理解するようになったのはいつ頃からだったろうか。きっと「あなたって無神経な人ね!」というような痛烈な言葉を浴びせられた頃だろうか。医学的な神経とは違う意味で使われていたうえになぜ自分が無神経な人かが全くわかっていなかった節もあるので、この時点ではまだ神経を正しく理解していなかったことになる。やはり、なんといってもカイロプラクティック大学で一年にわたる解剖実習で体中すべての神経を一本一本手で確認して名前を暗記させられた時に生々しいばかりに神経の存在を知った。以来、神経という言葉は私の仕事、いや人生においてもっとも重要な言葉の一つとなったのだ。

カイロプラクティックとは背骨を治療する医療だということはなんとなく分かっている人は多いだろう。でもなぜ背骨を治療するかということまで知っている人は少ない。カイロプラクターは神経医だといっても過言でない。我々は訳も無く背骨をポキポキとアジャストしているのではない。背骨の動きが悪くなったり、ずれることで神経や周辺組織に炎症が生じる。神経がその炎症によって圧迫を受けることになる。それによって様々な問題が起こりえるのだ。それに加え動くべき背骨の関節がうまく動いていなかったり、関節がずれれば関節に存在するセンサーがその異常を脳に伝達するようになっている。そうすると脳は身体に警報を出し、その患部周辺の筋肉を緊張させて硬くしてしまい悪循環を招くのだ。

人間の身体のすべては神経によって支配されているので、神経の伝達に異常が出れば身体のどこかに異常が生じる。ある神経がたとえわずかでも圧迫を受けているとすればその神経は十分なエネルギーを組織に伝達できなくなる。そうするとその組織はだんだん元気が無くなって弱くなってしまう。そのような状態が続けばその組織は抵抗力や免疫力までなくなり、やがて病気になってしまう。神経が正常に流れてエネルギーが伝われば細胞レベルから活発に機能して元気で健康になる。そして免疫力も上がって病気などになりにくい強い身体になっていくのだ。

神経の中には知覚神経といって痛みや痺れなどを感じるものがある。それが刺激を受けると人間は痛みや痺れなどを感じるのだ。どこに痛みを感じるかでどの神経が刺激を受けているかを判断して、その神経が背骨のどの部分から出ているのかということを知ることが出来る。その部分が動きが悪くなっていたりずれていれば、そこに問題の原因がある可能性が高いのだ。内臓だって神経で支配されている。例えば胃なら第六胸椎を中心とした神経によって支配されているので、そこからの神経の流れに異常をきたせば胃の調子も悪くなる。第六胸椎はどこにあるかというと背中の左右の肩甲骨の間の下の部分、つまり姿勢の悪い人の背中が丸まっているその頂点のところだ。だから背中を丸めてると胃への神経を圧迫しやすい状態になるのだ。

骨盤や腰椎からは腸や生殖器への神経が出ている。骨盤がゆがんでいればその神経を圧迫してしまうことになる。カイロプラクティックはそのような基本的な身体の構造と神経の流れに注目しているのだ。とても面白くて奥が深い医術だと思う。このようにして身体を診ていくことによって身体を内側から強くして元気にしていく考え方は、薬によって外からの力で治す西洋医学と対極に位置する。それゆえに今までの歴史では時として互いに相容れないところもあった。しかし、現代においてはカイロプラクティックと西洋医学のいいところを上手く組み合わせていけばいいのではないだろうか。いくら薬を飲んでも原因となる神経の流れの問題を解決しないと治らないというものもたくさんある。逆に投薬がより有効な場合だってあるだろう。我々カイロプラクターにしか出来ない素晴らしい治療もあれば、薬の力が必要な場合だってあるということだ。

カイロプラクティックは私にとってはただの仕事ではない。死ぬまでカイロプラクターであり続けるだろうと思うほど私の生きがいでもある。カイロプラクティックや人体が非常に興味深いということもあるが、自分の手で苦しむ人に光を与えたり、安らぎを与えることが出来るなんて素晴らしいことだと思うからだ。そして、どこに行っても治らなかったという人が、私の手によって回復していき、涙を流して喜んでくれる姿をみると自分がこの世に生きている意味がそこにあるように思えるからだ。

確かに私は男ばかりの兄弟のガサツな家庭で育ったせいか、女心に対しては幼少の頃から酷く疎いところがあり「無神経」な発言を多々するようで今まで随分と痛い目にあってきた。なぜ相手を傷つけたり怒らせたりしているかが分からない困惑感はなんとも言えず、自分でどうしたらいいのか分からない。結婚して間もなく家内にデリカシーがないと怒られたことがあったが、デリカシーという言葉が私の語録にないせいか意味が良く飲み込めなかったことを今でも覚えている。それまで私の人生でデリカシーという言葉を使ったことが無かったからだ。今では私も多少なりとも人生経験を積み学習したお陰で人並みのデリカシーは身につけたつもりだ。家内に何点もらえるか分からないが、家内は優しいので結構良い点をくれるのではないかと甘い期待をしている。少なくても家内にあまりストレスを掛けて神経衰弱にさせないように気をつけていきたいものだ。皆さんも身体の中の神経に注目し、是非カイロプラクティックでの背骨のケアによって神経の流れを活性化して健康に楽しい年末年始を迎えていただきたいと心から願うのだ。



Dr.岡井の機密情報「年末はカイロで身体のメンテ!」

今年も残すところあと僅か。最近、身体の手入れをしていないという方、是非カイロプラクティックで身体のメンテナンスをしてみてはどうでしょう。また身体に気になっているところがあるという方も、今年の使っていない保険のベネフィットを利用して治療する良い機会かもしれません。カイロプラクティックの治療を受けると、やっぱり身体ってちゃんと手入れしなきゃいけないんだなということが体感できるはずです。健康な年越しのためにもカイロプラクティックは皆さんのお役に立てるはずです。お気軽に日本語で電話、メールにてご相談ください。

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