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2007年7月 「不定愁訴」

夏休みだ。今年の夏、我が家の子供たちは生まれて初めて日本には帰らずにアメリカで過ごすことになった。例年なら、私は一ヶ月余りの一人暮らしを余儀なくされる。というより私に一ヶ月の自由が与えられるのだ。当然、今年は私の自由もなく、ダラダラと家で過ごすであろう子供たちの不平不満を聞き、子供たちと長時間一緒に過ごす家内の苦悩を慰める日々になるのだろう。ついこないだまで赤ん坊だった息子も気づけばこの夏からいっぱしのティーンエージャーだ。生意気さには拍車がかかり、背もぐんぐん伸びている。妹との兄妹喧嘩は日常茶飯事。どうしてそんなにくだらない理由で喧嘩をしているのかとあきれてしまう。これはもはや兄妹喧嘩は趣味ですという領域に突入している。親としては余りにも馬鹿らしいので関知したくないのだが、とてもうるさく耳障りなのでそうもいかないのだ。

こんなにうるさい子供たちと始終一緒に過ごす家内はイライラが極限に達し、ストレスとなる。子供たちは大人を怒らせる天才だ。どうしたら、そんなに人の精神状態を錯乱させることができるのだろう。口を開けば不平不満か何かの要求に決まっている。自分の探し物が見つからないのは親のせいにして文句を垂れる。今、食事が済んだばかりなのに、腹減ったと言う。自分勝手が服を着て歩いているようなものだ。その理不尽さといえば街のチンピラよりたちが悪い。チンピラは避けられるが、わが子は避けては通れない。ストレスが高じると、めまいや頭痛などの不定愁訴を感じるようになってしまう。子供からのストレスで不定愁訴を感じているのは我が家だけではないだろう。もし、そんなことはないだろうという人がいれば、うちの子供たちを三日ほど無料貸し出しするので、精神錯乱の世界をたっぷり味わってみてはいかがだろうか。

不定愁訴とは一体なんだろうという方のために、健康辞典を紐解いてみると「不定愁訴とは体のどこが悪いのかはっきりしない訴えで、検査をしてもどこが悪いのかはっきりしないものを指す。例えば全身倦怠、疲労感、微熱感、頭重、頭痛、のぼせ、耳鳴り、しびれ感、動悸、四肢冷感など。自律神経失調症や更年期障害、その他のいわゆる心身症として現れることが多い」とある。ストレスがかかると脳からストレスホルモンが分泌され筋肉の硬直を呼ぶ。それは特に首や肩周りで顕著に現れることになる。それが慢性的になるとやがて不定愁訴に含まれる多くの症状が現れるようになるのだ。一般の方にはどうしてこんな症状が現れるかわからないという場合が殆どだが、我々カイロプラクターが首を触診すれば瞬時にそこに問題を見つけることができるはずである。

内科や心療内科に行っても、このような場合は原因がわからず、いたずらに薬を処方される場合も多い。原因を解決せずに症状だけをいくら薬で抑えても根本的解決には結びつかず、薬による副作用でさらに体調を崩す例もある。首周りを治療するとやがてこのような不定愁訴は改善され、姿勢を正し、適度な運動をすることで完治する場合が殆どだ。カイロプラクティックこそが、このような首の原因による不定愁訴に最も適した治療だといえるだろう。そんなことは我々の世界では当たり前だが、一般の方には知られていない。医者や歯医者が何をするかは訊かずとも知れているが、カイロプラクティックがいったいどのような治療をして、何に効果があるかは知られていない。我々の仕事は皆さんに我々が何者でカイロプラクティックがどのような治療でどのような効果があるかということを説明することから始めなければならないのだ。

先日、朝仕事に行こうとしていたら、日本語放送で日本の脳神経科の先生が不定愁訴の治療に乗り出して、それまでどの病院にいっても原因も判らないし治らないし、家族からさえその苦しみを理解してもらえなかった人々が救われているという特集があった。それを見て私は愕然とした。その脳神経科の先生は不定愁訴の原因を首の筋肉の慢性的な硬直、つまりコリにあるとして、頚性神経筋症候群という名前をつけて、レントゲンやMRIなどの診断で首の問題を診断し、低周波や針治療をすることで3ヶ月ほどの通院治療をして改善させるという。なぜ私が愕然としたかというと、私たちが毎日当たり前のように診断し治療していることを今更ながら特別のようにテレビで取り上げられている事実だ。こんなにも多くの方が、私たちが当たり前のように思っていることが判らずに苦しんでいるという事実だ。私はおおいに反省した。もっと多くの人に知ってもらわなければならない。苦しむ必要はない、カイロプラクティックの治療で改善されるのだということを訴えていきたいと思った。

私がもうひとつ愕然としたことは、その脳神経クリニックでの治療内容だ。そのクリニックでは毎日大勢の不定愁訴で苦しむ患者が訪れて予約を取るのも大変な状態だという。しかし、治療内容は針治療や低周波治療といった街の治療院でやるのと何にも変わらないものだった。いや、はっきり言って街の治療院のほうがまだましな治療をすると思った。でも脳神経医の権威とレントゲンやMRIの診断という付加価値がありがたがられているのだった。「うちに来ればもっといい治療が受けられるのに、何でこんな治療でありがたがっているんだろう」と正直思ったのだった。我々が何十年も前から理解して当たり前のようにしてきたことが、まるで新しい発見かのようにテレビで取り上げられて、大した治療でもないのに革新的な治療のような番組内容に愕然としたのだ。

私はこの脳神経医は、正式な診断名と頚椎の治療が不定愁訴に有効であるということを世に知らしめた功績があると思った。そして、我々はもっと人々にカイロプラクティックの、自分たちの出来ることを知ってももらう努力をしていかなければならない。自分たちが当たり前のように理解し治療を出来ても、人々にそれが理解されていなければ意味がないのだ。頑張んなきゃ。もっともっと頑張んなきゃ、頑張って不定愁訴で苦しむ人々を楽にしてあげたいと思う。我々には誰よりもそれが可能だという自信もある。より多くの方に知ってもらうこと、よりよい治療をすることを目標に頑張りたい。不定愁訴でお困りの方は是非、私にご相談いただきたい。

子育てという尋常でない精神的ストレスやコンピュータ操作という人間工学に反した体へのストレスによって頚性神経筋症候群に苦しむ方々がこんなにもたくさんいる。これは珍しい問題などではなく、一般的に見られる問題なのだ。それはカイロプラクティックと姿勢改善、そして適度な運動で解決できるのだ。一番の問題はあなたにストレスを与えている原因を排除することは極めて難しいということだ。特に我が家のストレスの根源たちはチョー手ごわいのだ。

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