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ベイスポ2012年11月号『秋は腰痛に注意!』

べエリアの皆さん、どうしましょう、もう11月ですよ。まったくもって毎年同じようなことを言っていますが、あれよあれよという間に今年も年末が近づいてきました。皆さん、お元気でしょうか?『全ての方にせぼね検診』を目指す炎のカイロプラクター、ドクター岡井です。SFジャイアンツの活躍に一喜一憂した10月も終わり、もう直ぐサンクスギビングです。もう何年前になるでしょうか、私がベイスポで『簡単手抜きターキーレシピ』を掲載したら非常に好評でした。毎年ターキーを焼いて二十数年になりますが、ここ数年は息子にやらせています。今年ももちろん息子にやらせて私はゴルフにでも行こうかと思っています。うちの息子でも焼けるほど簡単だということです。ターキーも本格的に焼くとものすごく手間がかかりますが、簡単に美味しく焼く方法があればその方が楽でいいという主義なのです。しかし、愛情をこめた伝統的なレシピでじっくり焼くそのプロセスが重要だという方もいると思います。まさに一理ありです。一種儀式のようなものであり、母から娘へ伝授されたそのレシピはその家族独特の味と風味を醸し出すことでしょう。どちらにせよターキーに不慣れな日本人にも是非美味しいターキーをご賞味いただきたいものです。一つだけ忠告しておきたいのはチキンよりぱさつきが強いターキーの胸肉を醤油につけて食べない方が無難でしょう。やはりクリーミーなグレイビーソースをたっぷりとかけてお召し上がりになることをお薦めします。

ここ10年は我が家のサンクスギビングは娘のバレエの『ナッツクラッカー』の始まりを意味しています。サンクスギビングの翌日の金曜日は娘は夜遅くまで最終リハーサルです。そして土曜日、日曜日と公演が続き、翌週もウィークデーに二回スクールショーという少し短いバージョンの公演が子供たちを対象に行われます。いくつかの学校の生徒たちがスクールバスに乗って観に来るのです。さらに、その週の土曜日と日曜日も公演は続きます。合計6回の公演をこなすのは大したものです。毎年『パパ、今年は何回観に来てくれるの?』と娘に訊かれます。スクールショーはとても残念ながら一般は入場できませんので『もちろん4回とも観行くよ』と少々顔が引きつりつつもにこやかに答えます。可愛い娘の晴れ舞台です。もちろん喜んで見に行きますとも、4回も。最初の年は赤ちゃんねずみの役でチョロチョロたくさんいる子ねずみのどれが自分の娘か分からないまま娘の出番は終わってしまいました。私同様四日間オロオロと自分の娘を一生懸命探すお父さんが数名会場にいたことは確かです。結局娘がどれだか分からなかったもののカーテンコールの後に花束をプレゼントしたときのねずみ姿の娘の晴れやかな笑顔を見ただけで来た甲斐があったと感動したものでした。

年々、娘の役が上がってようやく三年目あたりから、さすがの私でも舞台のどこに自分の娘がいるのかが分かるようになって来ました。しかし出番はあっというまに終わり、後はお姉さま方の上手な演技を見るというのが数年続きました。さらに成長してくるとお目当ての愛娘の出番も徐々に増えてバレエ音痴の父親にとっては嬉しい展開になってきました。そして、ついに屈折8年でクララの役をしたときは、今までの苦労が走馬灯のように蘇り思わず涙ぐみました。もちろん、苦労とは私の毎年4回の鑑賞のことではなく、娘と家内の8年間の努力のことですよ。なんだかんだで今年で10年目のナッツクラッカーです。最初は4歳だった娘もハイスクールに通うようになってしまいました。チョロチョロ駆け回っていた赤ちゃんねずみもすっかりお姉さんになり母親よりも随分と背が高くなり、身体も態度もでかくなってきました。バレエなんてまったく縁のない人生を歩んでいた私もナッツクラッカーの振りや音楽まですっかり頭に入ってしまいました。チャイコフスキーのナッツクラッカーの音楽がラジオから流れれば頭の中ではバレエのシーンが自然と浮かんできます。私もいっぱしのバレエ通になっているのかもしれません。

バレリーナを見ていて、よくもあんなに身体が曲げられるもんだなと感心します。あんなに背を反ったら私だったら確実に腰の骨が折れるなと思ってしまいます。若い頃はまだいいでしょうが、成人のバレリーナはきっと腰痛に苦しむ人が多いのではないでしょうか。しかし、先進国の成人の9割が必ず一度は腰痛に苦しむといわれているので、何もバレリーナに限らずとも腰痛に苦しむ確率は極めて高いのです。それにしてもなぜだか分かりませんが、毎年秋口になると私のクリニックでは腰痛の患者さんが急増します。とても不思議な現象です。季節の変わり目に何が起きるか知りませんが、とにかく増えるのです。「腰痛って流感するんだっけ?」「感染性の腰痛ってあったっけ?」と訊きたくなるほどです。

そこで私なりの仮説を立ててみました。一つは夏休みの疲れが出やすい時期であること。夏は色々なアクティビティーで身体に負担を掛けやすいです。秋は仕事や行事も忙しくてつい無理をしてしまうのも要因かもしれません。朝晩の冷え込みと日中の温度差が大きいのも気になります。そんなこんなで腰痛が増えてしまうのでしょうか。しかし、多くの腰痛は秋口に出るといっても原因となる下地はそのずっと前から出来ていて徐々に調子を落としている場合が殆どです。「もっと早くくればよかった」というセリフは毎日のように患者さんから聞きます。疲れがたまっているな、腰が重たいなと思ったら早めに私に相談してケアをすれば大きな痛みにならずに元気になって、仕事も家事も子育てもスポーツももっと上手くできるようになります。調子が悪いのをグッと我慢して、そのうち治るだろうと淡い期待を抱いていても良い事はありません。

多くの腰痛の根本的で大きな原因は姿勢と習慣です。常々私は腰は欠陥品だと言っています。解剖学的に見てもなぜここがもう少しこうなっていないんだと改良の余地がある箇所はいくつもあります。残念ながら工業製品のように改良に改良を重ねるというわけにはいきません。ですから腰に負担を掛けないことを考えるべきです。姿勢の大切さは言葉では言い尽くせません。姿勢とは立ったときだけでなく、座る姿勢が腰にとっては更に重要になってきます。しっかりと骨盤を立てて腰の前湾のカーブをしっかりと保つことほど大切なことはありません。座ったときにお尻が前にずれていき腰を丸めた状態で座ることは腰椎の関節や椎間板にとっては非常にストレスがかかるものです。実は多くの腰痛の原因がこの座り方にあるのです。庭仕事や作業中にも腰を丸めてかがんでいれば同じメカニズムで腰に負担をかけます。庭仕事などは椅子で重みを支えていない分、余計に腰に負担が掛かるのです。

現代人の習慣も腰痛に大きく関与しています。まずは、コンピュータを使うようになってから長時間座りっぱなしの方が非常に多いと思います。コンピュータ時代以前は、長く座るといってもそれほど長時間時間を忘れて座り続けるなんてことは多くなかったはずです。しかし、コンピュータは私たちに情報を供給してくれるので知らず知らずのうちに時間が過ぎていきます。気づいたら2-3時間座りっぱなしだったということは日常茶飯事と化しているのです。それでは腰痛になって当たり前です。なんたって腰は欠陥品ですからそのような酷使には耐えられるようには作られていないのです。

どうすれば腰痛を克服できるのか?ということは誰もが知りたいところです。何事もそうですが魔法はありません。しかし、意外と単純なことで腰の管理は出来るのです。「ためしてガッテン」と同じで期待して見ると最後は「なんだ」と「なるほどね」が混在する感想が残ります。当たり前のことを当たり前にするのが一番です。でもそれが一番難しいのかもしれませんね。では、姿勢や座りかた以外の腰痛対策とは何かというと当たり前のことです。まず、足腰を鍛えることです。一番のお薦めはウォーキングです。人間にとって最も原始的で基本的な運動です。姿勢よく颯爽と歩いてください。トボトボ歩かないでください。出来れば週に2-3回一時間以上汗をかいて歩くといいですね。更にトレイルのように適度にアップダウンがあると色々な角度で筋肉に負荷が掛かるのでいいです。時間が取れない方も駐車場はなるべく遠いところに停める、家事をするときにお腹を引き締めスクワットをしながら行うなど工夫はいくらでも出来るので言い訳は出来ません。テレビを見ている時だってコンピュータに向かっている時だって骨盤を立ててお腹の引き締めエクササイズは出来ます。運動の次は休息です。マメに休憩を取って腰をほぐしたり、負荷を軽減してあげます。お風呂や睡眠前のストレッチで腰の疲れを取ってからおやすみください。ぐっすり眠れて朝の腰のハリや重さが軽減されます。腰に違和感やハリを感じるときは無理せずアイシングを即座に行うことです。兎に角、体が発するメッセージに耳を傾け無理はしないことです。そして、何よりも大切なことはもちろん早めに私に会いに来ることです。カイロプラクティックで腰の調子を整える習慣もつけて欲しいですね。皆さんがこの秋腰痛に苦しまないことを願っています。

サンマテオ・クリニック
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サンノゼ・クリニック
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