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ベイスポ2012年9月号「背骨が出来ること」

 夏休みも終わり、今年も9月がやってきました。ベイエリアの皆様お元気ですか?『全ての方にせぼね検診』を目指す炎のカイロプラクター、ドクター岡井です。皆さんの夏はいかがでしたか?日本へ帰国していた方はきっと猛暑に苦しんだことでしょうね。ベイエリアに帰ってきてきっとホッとしたのではないでしょうか。私も7-8年前でしたでしょうか、家族が夏休みに日本へ帰国しているのに合流するため8月の日本というものを久しぶりに経験しました。ところがその時にあまりの暑さと湿気のために「生ける屍」と化し危うく熱中症でダウンという身の危険を感じました。それ以来怖ろしいまでの蒸し暑さの真夏の日本へは二度と行かないことを心に誓ったのでした。アメリカ生活も約30年、そのうちカリフォルニアでの生活が24年以上になります。この爽やかな気候に慣れきってしまった私の体は急には日本の夏の厳しさには適応できなくなってしまっているのです。ましてや近年の日本の夏の暑さはかつて私が日本にいた頃には経験したことのない地獄のような猛烈な暑さです。私にはもう無理です。許してください。夏はこの涼しいベイエリアでゴルフをして過ごした方がいいです。まさに私にとっては天国と地獄です。ですから日本へ行くのは毎年10月と決めています。折角の日本ですから体調良く楽しみたいです。その分私の秋のスケジュールは忙しくなってしまいます。本当にここからの4ヶ月は瞬く間に過ぎていきます。ふと気づくともう年末という感じです。皆さんも忙しい日々が続くとは思いますが、そのためには健康が大切ですので、カイロプラクティックを是非利用して健康のお役に立てて欲しいと思います。

これまでの夏は、息子や娘のスポーツイベントのために駆けずり回るという表現がピッタリくるような過ごし方をしていましたが、息子も高校を卒業して日本での受験に備えて東京の予備校生活をしているので非常に静かでゆったりとした夏を過ごす事が出来たように思えます。妹との実にくだらない内容の兄妹喧嘩や無尽蔵に垂れ流される不平不満を耳にしなくて済むのはこんなにも快適なものかと喜んでいます。息子が一人いない分、幾分家の中も綺麗になった気がします。子供たちにあまり手が掛からなくなった分、家内と二人でイベントに出かける機会も増えて、この夏は私たちの青春時代の大スター八神純子さんのチャリティーコンサートや美しい箱根ガーデンでの素晴らしいSHAZUMIの演奏、そして薪能という日本の古典芸能に初めて触れることが出来ました。お恥ずかしながら日本人なのに能というものを初めてこの歳で生で観ることが出来た感動はとても大きなものでした。とても幸せな気持ちになりました。これまで子供に手がかかって、あまり公の場に夫婦で揃って参加することがなかったのですが、これからは出来るだけ一緒に色々なイベントを楽しみたいと思っています。

そして、お友達に招待されて山元加津子さんの講演会にも参加してきました。山元さんは石川県で養護学校の先生をされていて日々障害児と過ごし、その子供たちの持つ素晴らしい才能や可能性を本や講演会で人々に伝えているそうです。最初、その個性的な口調に馴染めなかったのですが、直ぐに山元さんの持つ独特の感性に気が付きました。この方は、私のような凡人と少し違った角度から物事や人を見ることが出来る感性を持っているのだと思いました。世の中には、科学至上主義でそれが上手く受け入れられない人たちもいるかもしれませんが、私は感性がユニークで豊かな人が好きです。山元さんは脳幹出血で意識不明でもう回復の見込みがないと言われた同僚を毎日仕事帰りに見舞い、大好きだよと声を掛け、抱きしめ、上体を起こし座らせたり、体を動かしたり、口をゆすいであげたりというリハビリを行い、徐々に反応が見られるようになり、やがてどうにか物を飲み込んだりコミュニケーションを取れるようになるまで回復させたそうです。これは私にとっては非常に興味深い話でした。この独特のリハビリ法に伴う危険性については細かくは説明はなかったのですが、病院内で行われていたのできっと病院側の理解とサポートもあるのだろうと思います。

このようなリハビリは危険だと非難する専門家もいるかもしれませんが、回復の見込みがないと診断された患者の危険を議論するより、きっと家族なら少しでも見込みがあるのであれば、諦める前に何でもしてあげたいだろうなと思いました。山元さんは感性で障害児の才能を感じ、感性で回復の見込みがないといわれた患者の可能性を信じたのでしょう。私は感性には科学では計り知れない可能性があると思います。昔から新しい発明や発見は最初は人々から相手にされず非難されてきましたが、今ではそれが常識というものがたくさんあります。このリハビリ法は私から見れば実に理にかなっているように思えます。昏睡状態の人が「閉じ込められ症候群」で実は意識があるけど体も何もかも動かなくて意志を伝えられないでいるかもしれません。五感を刺激し、手足を動かし、上体を起こして背骨に重力を掛け、口やのどに潤いを与え、体を動かし刺激してあげれば人間の神経はそれに反応する可能性が高くなります。そうです、人間の体は動かさないと機能しなくなります。健康な人でさえ、もし無理やり寝かされて動けない状態で10日も過ごせば、意識は混沌とし、手足の力は入らず、口やのどは渇いて固まり、体幹筋力は落ちて起き上がれなくなるでしょう。ましてや脳に障害を負った人は尚更体が動かなくなってしまいます。それをそのまま寝かしておいても回復するとは思えません。やはり話しかけて励まし、体を動かし、潤いを与え、五感を刺激し、神経の通り道である背骨を動かさなければ。やがて、山元さんのリハビリ方法が多くの理解者を得て、研究され洗練されて当たり前のリハビリ方法となる日が来るのかもしれません。

山元さんの話を聴いて私が思ったことは「もし、この患者さんにカイロプラクティックの治療ができたらどう変わるかな?」というカイロプラクターなら誰もが感じることでした。人間の体は脳神経によってコントロールされています。寝たきりで体が固まれば背骨も動かなくなり、そこから出ている神経たちは圧迫を受けて流れが極端に低下することでしょう。その背骨をカイロでアジャストして動きを良くしてあげることで神経の流れを正常に近づけることができればより脳に刺激がいくし、体の機能も高まる可能性があるように思うのです。もちろん様々な条件や危険を考慮して主治医立会いのもと極めて慎重に行わなければならないことでしょうが、是非試すことができればと願うのです。

背骨の存在は実は普段は皆さんにあまり強く意識されていません。大きな理由は目に見えないからでしょう。顔や歯などはいつも鏡で見えるのでちょっとしたことでも非常に気になるものです。だけど背骨は見えません。きっと皆さん背骨が大切なのは十分理解していても、見えないとついおろそかにしてしまいがちなのでしょう。背骨の仕事は何でしょうか?と問えば、多くの方は「体の支柱」つまり支えという言葉が一番多く返ってきます。確かにそれは正解です。もっと別の答えを探すと、そこにはとても大切な脊髄という中枢神経を護るものだという回答があります。これはどう考えても凄く大切です。人間の体は全てが神経によってコントロールされています。この神経の流れほど人間の機能にとって大切なものはありません。脳から末梢神経にいたるまでの芸術的ともいえる神経の流れが体を正常に機能させているのです。その脳から伸びる脊髄を護り、そして脊髄から分岐した神経は背骨の関節の間から出てさらに末梢神経となって体の隅々へ伸びていきます。背骨が動かないと脊髄やそこから出る神経を圧迫して流れが悪くなるのです。皆さんの体の全てがこの神経によって司られているのですから背骨のケアがどれだけ私たちにとって重要かが分かるはずです。

そう考えると、毎日歯磨きをするように常に背骨のために姿勢に気を配り、適切な体操や運動をして背骨の動きを良く保つことがどれだけ大切かも分かるはずです。いくら気をつけても無理な体勢で仕事や子育てをしなければならないこともあるでしょう。体に疲労を蓄積してしまうこともあるでしょう。だからカイロプラクティックで背骨のケアをすることも大切なのです。背骨は皆さんが日常生活を営むために様々な機能が正常に働くように神経を護り、送り出しているのです。見えない背骨は私たちのために実に色々なことを可能にしてくれているのです。大切な背骨、本当に感謝して長く大事に使っていきたいですね。

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