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ベイスポ2012年2月号~十周年記念~

 今年は年頭から雨の少ない暖かい冬で夏の水不足が懸念されていますが、ゴルフやテニスなどのアクティビティーには最高の天気が多いですね。ベイエリアの皆さん元気でしょうか?今年も変わらず「全ての方にせぼね検診」を目指すドクター岡井です。最近自分の記憶力の衰えにちょっぴり自信喪失気味です。「アレ?今何をしようとしてたんだっけ?」とやろうとしていたことが分からなくなり、元いた位置まで戻って記憶の糸を手繰り寄せるという奇妙な行動を頻繁にするようになって来ました。まだまだ自分が誰だか分からなくなるほどではないですが、かなりヤバイ感じがしてきました。

 言い訳がましいですが、物忘れが酷い原因は何も脳細胞が老化しているだけとは限りません。心優しい患者さんたちは「先生はお忙しいから物忘れをするんですよ」と慰めてくださいます。その通り!忙しいと色々なことが頭の中で同時進行しているので、どうしても抜け落ちてしまうことも増えるようです。しかしながら、そこまで胸を張って言えるほど私は多忙ではないので、いくらか後ろ暗い気持ちを隠しながら「やっぱり、そうですかねぇ~」などと調子の良いことを言ってしまいます。誰にでもついうっかり忘れてしまうことはあるものです。悪気はないのでご迷惑をおかけする方には大変申し訳ないことになります。それが度重なるとなると周りの反応も次第に冷たさを増していくのが分かります。悪意がなくても迷惑をかけるのはいけないことなのだと少々反省します。それでもうちのクリニックのスタッフたちは学習能力が高いので私の物忘れを計算に入れて行動してくれます。私も「私の記憶力を当てにしないでくれ。私は物事を忘れるんだということを前提にサポートするように!」と自慢できないことをなぜだか威張って言っています。

 そんなクリニックのスタッフもさすがに呆れることが時折起こってしまいます。先日スタッフミーティングの折に「そうだ!二月でサンノゼクリニックも開業十周年だから感謝デーのイベントをしよう!」と私が張り切って提案しました。「………」。スタッフからの冷ややかな反応。いつからうちのスタッフはこんなにもノリが悪くなってしまったんだ。これも私の不徳のいたすところかと自責の念に一瞬捉われかけた時、スタッフが「先生、それって去年です…」とポツリ。「ひえっ~、ホンマかいな?」と大阪出身でもないのに物事を誤魔化すときに微妙にアクセントの間違った関西弁で切り抜けようとする傾向のある私をスタッフたちは「またか」と愛情を持って努めて驚く様子も見せず聞かなかったことにしてくれます。アホな私はそのスタッフの思いやりをも無視し「まあいいか、去年忘れてたなら今年十周年にしてしまおう!タイトルはズバリ『本当は去年だったけど、忘れてたから今年やります十周年記念感謝ウィーク』や!」とのたまう私に流石のスタッフももはや言葉がありません。調子付いた私は更に「サンマテオクリニックは開業して何年?」と訊き「17年目ですね」という答えを聞くやいなや「それじゃ、『三年早いけど二十周年記念感謝デー』も一緒にやろうか」と言ってみたのですが、今度は優しさからではなく本気で呆れられ軽くスルーされてしまいました。人間あまり調子に乗ってはいけません。

 ということで今度『本当は去年だったけど忘れてたから今年やります十周年記念感謝ウィーク』を開催します。本当に時のたつのは早いものでサンノゼのクリニックを開業してあっと言う間に10年いや11年が過ぎようとしています。あんまりの速さに去年は十周年だということさえ忘れていました。日本の大震災のショックのせいかと思ったのですが、開業は2月だったのでそれは関係ありませんでした。思い起こせばサンノゼのクリニックを開業することになったのは患者さんからのリクエストによるものでした。当時サンマテオのクリニックでサウスベイからの患者さんが徐々に増えてきていました。その方たちが「先生、サンノゼにもクリニックを作ってください。私のお友達も近かったら是非通いたいという人が一杯いるんですよ」という甘い言葉にまんまと乗せられて決めたのでした。疑うことを知らぬ私は「必要とされているのなら、ちょっと大変だけど開くか」という気持ちでした。皆さんのお陰で私のような者でも10年、いや11年のながきに渡りご愛顧いただいたということは奇跡のようなものです。

 この十一年間私を支えてくれたサンノゼクリニックのアシスタントの智子さんには、今ではすっかり頭が上がらなくなってしまいました。サンマテオのクリニックは今まで何人もアシスタントが代わってきたのですが、サンノゼは智子さん一人です。クリニックのことはもちろん私よりよく知っていますし、患者さんの名前もよく覚えています。このクリニックは智子さんがいないとどこに何があるのかさえ分からなくなってしまうのです。患者さんにもとても人気がある智子さんの元気がこのクリニックを支えて私の至らないところをカバーしているのはほぼ間違いないだろうと思っています。このサンノゼクリニックの歴史をすべて知っている生き字引なのです。当然うちのクリニックを卒業していった多くの若い先生方も智子さんには私同様頭が上がらないのです。そのうち日本にいるアメリカ帰りのカイロプラクターたちを支配下に置くのではないかと思います。奴らの多くが私により智子さんにマメに連絡を取り挨拶を欠かさないという事実から見ても私の読みにまず狂いはないと思っています。それは彼女の剣道三段の腕前に怖れをなしているわけではなく、その人柄によるものだと固く信じています。

 智子さんをはじめスタッフ、アソシエートドクター、インターンなどが頑張ってくれてきたお陰でここまで頑張ってくることが出来ました。しかし、何と言っても一番感謝をしなければならないのが患者さんをはじめとしたコミュニティーの皆さんです。私のような未熟なものを頼ってくれる患者さんの期待に応えるべく、今後も精進しなければなりません。ヒトの体というものは非常に不思議です。時に一筋縄ではいかない場合もあるのです。そんなときこそ更なる成長のチャンスなのだと向い合っていくようにしています。患者さんを紹介してくださる方々にも安心していただけるように一生懸命診療に励みたいと思っています。そして私のライフワークであるカイロプラクティックの啓蒙と『全ての方にせぼね検診』を目指して突き進んでいきたいと思います。こんな私でも素晴らしいカイロプラクティックの御技の力を借りればもっともっと多くの方のお役に立てると思います。それだけカイロプラクティックというものは素晴らしいし、その力を必要としている方々がたくさんいると思います。あとは私がそのカイロプラクティックの力を患者さんにしっかり伝える技と心を持っているかということです。う~ん。頑張ります!

 『もっと早く来れば良かった』という患者さんの言葉を耳にするたびに自分の啓蒙が足りないのだと反省します。年々医療保険が劣悪になるし長引く不況もありますが、健康ほど大切なものはありません。皆さんにカイロプラクティックの治療の価値が実感していただけることを願って又十年後に今度は忘れずにきっちり二十年目に二十周年記念感謝デーを出来るようにしたいと思います。皆さんどうぞ今後も岡井クリニックを、そしてカイロプラクティックをよろしくお願いいたします。

サンマテオ・クリニック
月:8:30AM~11:00AM
火:2:00PM~4:30PM
水:8:30AM~11:00AM
木:2:00PM~4:30PM(※)
金:8:30AM~11:00AM
土:12:00PM~1:00PM
日:休診
(※完全予約制)

サンノゼ・クリニック
月:12:00PM~6:30PM
火:9:00AM~11:30AM
水:12:00PM~6:30PM
木:休診
金:12:00PM~6:30PM
土:8:00AM~10:30AM
日:休診