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2012年1月号「血液型判断」

 ベイエリアの皆さん、明けましておめでとうございます。2012年も「全ての方にせぼね検診」を目指して元気に頑張るドクター岡井です。皆さんの年末年始はいかがでしたか?きっと大切な方々と素敵な時間を過ごされた方も多かったのではないでしょうか。2011年は大変な災害に見舞われた一年でしたが、2012年は災害からの復興に向かって明るく前進する年になって欲しいものです。私も例年にも増してカイロプラクティックで皆さんの健康のお役に立ちたいと更なる努力研鑽にいそしもうと思っています。我が家の年末年始もそれなりに充実して良いものでした。子供たちも大きくなりこれから家族揃って年越しをする機会も減っていくことでしょう。そんなことを思うと、今を大切にしなければと再認識しました。

 そんな我が家で年末に面白いことが発覚しました。アメリカと日本の文化というか慣例の違いに血液型の扱いというのがあるのをご存知でしょうか?日本人にとっては血液型とはそれはそれは大変重要なもので、合コンや飲み会、奥様方の井戸端会議でも欠かせない話題です。日本では血液型でその人の人となりを80%ぐらいを判断してしまうのではないかという勢いです。新しく知り合いになると「あなた何型?Oでしょ」なんて会話が当然のごとく交わされます。自慢ではありませんが私は必ず相手に血液型を言い当てられてしまいます。自分はそんなステレオタイプの人間ではない、他の人と一緒にしないでくれ言うと「そんなことを言うところが特徴なのよ」などと逆襲をうけてしまうのです。日本人にとってそんなポピュラーで身近な話題となる大好きな血液型がアメリカでは不当にも非常に身分の低い扱いを受けているのです。

 試しに周りのアメリカ人に血液型をお訊ねになってみてください。「何でそんなことを訊くんだぁ?」という顔でみられるのがオチです。人によっては「俺の血を狙っているのか?手術でもするのか?」ってなもんです。血液型で人間を判断したりする習慣はアメリカには無いのです。そしてアメリカ人が自分の血液型を知るのは、高校生になったら学校でお決まりのように行われる献血で初めて判明するというケースが少なくないのです。私の息子もアメリカ生まれのアメリカ育ちで、大した怪我や病気もせずに健康に育ったせいで例に漏れず自分の血液型を知りませんでした。時折、日本人の集まりで血液型が話題で盛り上がるので血液型性格判断の基礎は勝手に叩き込まれていたようで、自分なりに「自分は間違いなくA型だ」と思っていたのです。親の私たちでさえ肝心なところはずぼらなのに妙なところで細かく融通が利かない息子の性格をA型のせいだろうと思っていたのです。男のくせにノートなど小さくて綺麗で几帳面な字でびっしりと埋まっているのです。私のような殴り書きのノートは息子に言わせると「信じられない」のだそうです。娘は女の子なのに不幸にも私に似たのか豪快な字を書きます。何かにつけて我が家ではA型の家内と息子、そして私と娘の二つに意見が割れることが多く。「アー、嫌だ、これだからA型はどうでもいい事に細かくて」と私が言えば、家内と息子は「その無神経さが分からない、絶対に僕はお父さんと同じ血液型じゃない!」と言い返していました。勘違いしてもらっては困ります。私の性格は無神経なのでなく「おおらか」なのです。

 家内と私で「もし実は血液型がお父さんと一緒だったら、自我の崩壊にあいグレてしまうかもしれないね」なんて無責任なことを言っていました。そんな息子もついに高校で献血をしてきたのです。焦った息子は献血が終わるやいなや係りの方に血液型は何か訊いたそうですが、後日郵送されてくるからということで教えてもらえなかったそうです。息子は血液型が気になってしょうがないのですが、待てど暮らせど奴の血液型は郵送されてきませんでした。やがて私たちが献血の結果のことなどすっかり忘れてしまっていた12月の終わりになって、ようやく献血カードが送られてきたのです。私が仕事から帰宅すると、家内が「献血カードが送られてきたのよ」とニヤニヤしています。「エー、今頃届いたんだ。それでなんだったの?」と私がニヤニヤしながら訊くと、「本人に訊いてみれば?」ということなのでソファーに寝転がっている息子に「何型だったんだ?」と訊くと返事がありません。再び家内の方を見て「エッ、Aじゃないの?」と期待を込めて訊き直しました。「何型だと思う?」とあくまでももったいぶる家内に痺れを切らし「エエイッ!面倒くさい。さっさと教えろ」と言うと「それがABなのよ」と笑っているのでした。

 なにもAB型が悪いのではないのですが、あれだけ自分はA型だと思い込んでいたのに違っていたことがおかしかったのです。この責任の一端は私にもあります。長男特有の神経質さ無意味な几帳面さが、私と正反対なので何かにつけて「お前はAだ」といってきたような気がするのです。息子は長年A型だと信じていたのに裏切られたような気がしたのでしょう。その日奴は早く寝てしまいました。私は人ごとだし、もともと血液型で自分の性格を分析されるのが嫌いだし血液型ぐらいで人生変わらないと思っているので息子の心情は理解不能です。日本以外でもこれだけ血液型にこだわる国はあるのでしょうか。もしかしたらアジアでは結構同じような傾向の国があるのではという気がします。星座の占いも日本人は大好きだし本当に面白いものです。
 
 ところで血液型は体質や病気に影響があるのだろうかと思って大好きなウィキペディアへいって調べてみました。やはり賛否両論あるのが伺えました。血液型で一括りにするのは危険ですが性格的な傾向があることはあるのではないかと思われます。しかし、学術的に議論できるほどのものではないようです。やはり同じ血でも「血は争えない」という遺伝子的なものは大きく体質に影響があるようです。癖や骨格、又性格なども遺伝するものです。私の弟の歩き方をみるとがに股で父そっくりの歩き方をします。私は顔が父にそっくりなので母親にはまったく似ていないと思っていたのですが、歳を取るにしたがって母親の好みや性格などに自分と似たものを見つけることが多くなってきました。ですから父似だと思っていたのが実は母親に体質は似ているのかもしれないと思うようになってきました。親が腰痛持ちだと子供はかなりの確率で同じように腰痛に苦しむと聞いた事があります。骨格や性格、しぐさや好みも似るというので当然のことかもしれません。たとえ血液型が親子で違っても遺伝子が脈々と受け継がれているので似るのは当たり前なのです。ですから血液型に一喜一憂するのも良いですが、親の健康状態を観察し、問題があれば自分にもその傾向があると自覚し、日頃から注意して対策を取るべきなのでしょう。

 皆さんのご両親が腰痛持ちだったら、今は腰痛がないからといって安心は出来ません。かなりの確率で将来的に腰痛に苦しむことになるでしょう。腰にまったく問題がない人がいきなり腰痛に襲われるケースは稀です。少しずつ問題が膨らみある時それが溢れ出るようにして大きな痛みとして登場するのです。患者さんの中には「昨日まで何とも無かったのに急に痛くなった」と言う方がいますが実際に話を詳しく聞いていくと、頻繁に腰に張りを感じていたり、体が硬くなっていたりという危険信号を感じている場合が殆どです。しかし、経験が無いのでそういった危険信号に気が付くことが出来ずに酷い腰痛に発展してしまうのです。実は水面下で腰は徐々に傷んでいたのです。

 痛くなければ悪くないという判断基準は時として問題を悪化させる原因となります。痛みが出たら手遅れと思って少しでも不調を感じたら無理せず対処することが大切です。私のところに来る患者さんで「これぐらいの痛みで診てもらうのはどうかと思ったのですが…」と言う方がいますが私はそのタイミングで来ていただけるのが一番助かりますと言うのです。患者さんにとっても私にとっても治療しやすく回復も早いタイミングなのです。痛くて痛くて我慢できないまで待つと組織の炎症はかなり進行していて回復にも長い月日を必要とする場合もあります。遺伝で問題が起こる可能性が高い場合は特に早め早めの対応が求められます。親が腰痛で苦しんでいるという方、是非早めに私のところに来てくださいね。体調が良ければ生活や仕事が楽になり身も心も軽く元気に前向きになれるのです。大切なのは血液型よりも遺伝子でしょう。血液型判断は楽しい話題にはなりますが、健康にはそれほど直接的な影響はないのです。今年も自分の大好きなカイロの道をまっしぐらに突き進んでいきたいと思います。何たって私の血液型は最高に優れていると言われているB型なのですから……

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